墓石の選び方&価格
墓石の選び方
良い石とは
一般的に 墓石 として適している石材は硬度が高くて吸水性が低く、風化しにくいこと、
キズやムラがなくきめ細かいものです。
特にインド産の石は硬度が高いとされ、磨いた際に劣化遅いとされ、
逆に中国産は柔らかく劣化が早いとされています。
吸水率について
墓石 は風雨にさらされますので耐久性には吸水率が重要となります。
これは変色や寒割れなどの問題と関係してきます。
※吸水率=石が水を吸い込む割合
石材の吸水率は細孔率(石材の内部にある小さな隙間)によって違いが出ます。
容積の割合で、百分率で表されます。
耐久性
御影石の風化抵抗性は、ほかの石種に比べて優れているといわれます。
一般的な石材表面の耐久年月は50〜200年といわれていますが、
吸水率の低さ・硬度のため風化・変質にも強く、200年以上前に彫られた字が崩れたり、
赤茶色に変色したりしにくいと言われています
国 | 産地 | 色 | 石種 | 吸収率 | 圧縮強度 |
日本 | 茨城 | 白系 | 稲田 | 0.22 | 167.5 |
中国 | 白系 | G623 | 0.33 | 110.4 | |
中国 | 黒系 | G603 | 0.37 | 103.4 | |
インド | デカン | 黒系 | クンナム | 0.011 | 120 |
南アフリカ | 黒系 | ラステンバーグ | 0.028 | 145 |
素材の違い
一般論ですが、国産の石がマグマから花崗岩になったのは9000年前、
中国の石は2億7000年前と言われております。
中国材は地中に国産の3倍も長い間寝ていたことになり、
それだけ地下水の影響を受けています。
ですので国産の方が水を吸いにくく、割れるトラブルも起こりにくいのです。
磨き(研磨)の違い
石を磨いて光沢をだす場合、数種類の砥石を用います。
弊社では、最低8工程を確保しており、石種によっては10工程にのぼります。
一方、中国産の粗悪品の中には、3〜4工程の研磨ですませ、
薬による熱で磨き上げたものがあります。
3〜4年程度で光沢が無くなる原因がこの殆んどです。
墓石の価格について
墓石 の購入を検討するとき「 墓石 の価格・費用」を知っておくと便利です。
墓石 の価格は、さまざまな条件が重なって決まります。
・ 石の種類
・ 石の使用量
・ 加工費用
大きく分けるとこのようになります。
石の種類
石の種類は、国産・外国産を含め数百種類に上ります。
石の値段は、色・性質・産出量など様々な条件により異なります。
特に産出量の低い石や、性質の良い石は高価になります。
石の使用量
石の使用量が増えると、価格も高価になります。
加工費用
細かく、手の込んだ細工が施されるほど高価になります。
では、どの程度の費用が掛かるかは、上記の条件も含め、墓所の大きさ・古いお墓の撤去
などを含めて算出しなくてはならないので、一概にこの価格でとはいきませんが、
一般的な墓石ですと
・ 中国材使用で50万円〜
・ 国産 稲田御影石で65万円〜
・ インド産(黒)ウルグアイ産(黒)で90万円〜
ほどで出来ると思われます。
価格に関しましては「商品情報」もご覧下さい。
弊社では御見積もりを無料にて行なっております。お気軽にご相談下さい。